大切なもの



あたしは一番大きいから、男子と女子の境目になった。
隣は高杉蓮哉。
昔からの友達で、話しやすいヤツ。


「おまえと隣かよ……。
でもオレ背ぇデカく見えんな」

ヘヘッと笑った。
うっせえな。


「うっせえんだよ、黙ってろ」

キッとさり気なく睨んで、正面を見る。
でハイポーズ、と言われ、軽く微笑む。



「ハイ、オッケイでーす」

カメラマンさんの声。
やっととり終わったのか……。




「じゃあ教室に戻るぞー」

担任の桜庭がいって、あたしたちは戻ることになった。