大切なもの



お菓子を買わせ、あたしはルンルン気分でコンビニを出た。


「送るか?」

タカは手に袋を持って、言う。
送るとか……。



「プッ。あたしみたいな男女は大丈夫だよー」

ケラケラと笑いながら、袋を奪おうとする。


「……ハァ、わかってねえな」

溜息を吐いたタカは「やっぱ送る」といった。
もぉなにさ。

まぁ、
「ありがと」

あたしは言いながら笑った。
キモッとか内心思いながら。



「じゃあ、ありがと。
また明日ね?」

袋を貰って、手を振る。
タカも手を振ってくれる。


「気ぃつけろよ?」

フフッと笑って家に入った。