ホントは、映画館に直行の予定だったけど、とりあえず落ち着くために、近くのファーストフードに入り、冷たいシェークを飲みながら、さっきの話を秀悟にした。
さっきまでの変な感覚はウソの様に、僕はいつもの僕だ。
「う~ん、実はおまえ、心の奥底で俺を憎んでいるってのが本心なんじゃねぇの?」
僕が話し終わると、さらっと秀悟がイヤな事を言う。
「何で僕が秀悟を憎むんだよ?」
「それは、俺がモテるからだ」
「…モテるって…」
「彼女いるし」
「日高だけじゃん。そんなんで憎むかっての。逆に助かってるんだし」
「…それもそうか。あはは」
僕の感じたあの感覚は、多分他人には判らないだろう。
秀悟が冗談にしてくれて良かったと僕は思ってる。
僕自身、どうしてなのか判らないけど、深刻に受け止めたくなかったから。
「さて! んじゃさくさく済ませようぜ! 行くぞ伶!」
「おう!」
どこに乗り込む気だ…。
さっきまでの変な感覚はウソの様に、僕はいつもの僕だ。
「う~ん、実はおまえ、心の奥底で俺を憎んでいるってのが本心なんじゃねぇの?」
僕が話し終わると、さらっと秀悟がイヤな事を言う。
「何で僕が秀悟を憎むんだよ?」
「それは、俺がモテるからだ」
「…モテるって…」
「彼女いるし」
「日高だけじゃん。そんなんで憎むかっての。逆に助かってるんだし」
「…それもそうか。あはは」
僕の感じたあの感覚は、多分他人には判らないだろう。
秀悟が冗談にしてくれて良かったと僕は思ってる。
僕自身、どうしてなのか判らないけど、深刻に受け止めたくなかったから。
「さて! んじゃさくさく済ませようぜ! 行くぞ伶!」
「おう!」
どこに乗り込む気だ…。



