息が止まった。

苦しい。

僕なのに、僕じゃない感情が、秀悟を憎悪しているのを感じる。
強い憎しみ…それと、憧れ?切望?

何だ、これ?

どうして、僕が、秀悟に?

ハテナマークが飛び交っているのは、僕。
その元になってる感情は、何?誰のもの??

僕は、秀悟に声をかけられないまま、しばらくそこに立ち尽くしていた。

秀悟、助けて!!!!!!

僕が僕じゃない!

僕が秀悟に抱く思いは、友達だって事くらいだ。
悪友って言ってるけど、ホントは恥ずかしいだけで、「親友」だって思ってる。
それが全てだ。

秀悟は僕の大事な親友だっ!