「もう大丈夫なの?」
母さんが部屋を去ると、みくるちゃんが最初に聞いてくれた。
「いきなり休むし、携帯はつながらないし…心配しちゃった…」
悲しそうに、言う。
そういえば、携帯の電源を切ったままだった。
慌てて電源を入れると、みくるちゃんからのメールが何通もたまっていた。
「ごめん、僕…」
言いかけると、
「あ、違うの、謝らないで! 具合悪いのに、いっぱいメールしたあたしが悪いの。ごめんなさい」
逆にみくるちゃんに謝られてしまった。
秀悟からも何通か来てる。
「秀悟も、ごめんね、ありがとう」
僕が言うと、
「あんまり心配させるなよ」
と、本当に心配そうに秀悟が言った。
長いつきあいだけど、こんな僕を見るのは秀悟も初めてだろうし、秀悟にそんなに心配されるのも初めてだ。
大丈夫、大丈夫!
僕はことさら明るく振る舞った。
「…明日の土曜日はムリだろうから、もし良くなってたら、日曜日、遊ぼうね」
最後にそう言って、みくるちゃんは帰っていった。
秀悟は
「明日の部活はムリすんな」
とだけ。
でも、みんなの心配が心地よかった。
…ありがとう。
母さんが部屋を去ると、みくるちゃんが最初に聞いてくれた。
「いきなり休むし、携帯はつながらないし…心配しちゃった…」
悲しそうに、言う。
そういえば、携帯の電源を切ったままだった。
慌てて電源を入れると、みくるちゃんからのメールが何通もたまっていた。
「ごめん、僕…」
言いかけると、
「あ、違うの、謝らないで! 具合悪いのに、いっぱいメールしたあたしが悪いの。ごめんなさい」
逆にみくるちゃんに謝られてしまった。
秀悟からも何通か来てる。
「秀悟も、ごめんね、ありがとう」
僕が言うと、
「あんまり心配させるなよ」
と、本当に心配そうに秀悟が言った。
長いつきあいだけど、こんな僕を見るのは秀悟も初めてだろうし、秀悟にそんなに心配されるのも初めてだ。
大丈夫、大丈夫!
僕はことさら明るく振る舞った。
「…明日の土曜日はムリだろうから、もし良くなってたら、日曜日、遊ぼうね」
最後にそう言って、みくるちゃんは帰っていった。
秀悟は
「明日の部活はムリすんな」
とだけ。
でも、みんなの心配が心地よかった。
…ありがとう。



