…部屋に戻るなり、俺は突っ伏して、泣いた。

「これが、満腹って事だ! 腹一杯ってヤツだ!」

泣きながら叫んでいた。

生まれて初めての、満腹という感覚。

生きていて良かった、と、俺は心の底からそう思った。

そしてこの瞬間、俺は、俺を教育し、この場を与えてくれた連中のために、文字通り命がけで仕え、連中の為に働こうと決心したのだ。

それがどんな仕事であろうとも。
どんなに辛く大変な時であろうとも。

…この決心が、俺を更に優秀な人間にしたてあげていく。