「監督のせいじゃないです。実は僕、ここのところイヤな夢を見て、多分熟睡出来てないんだと思うんです。だから、そのせいだと思うんで…」
僕がそう言うと、監督は更に驚いたようだった。
「ここのところ、って何日も前からか?」
「え、は、はい」
「ずっと寝不足?」
「寝不足……というか…?」
正直、睡眠時間は足りている気がする。
ただ、朝になるとうなされて起きるだけで。
でも、夢を見るってことは、眠りが浅いのかな?
僕が言いよどんでいると、監督はため息をつきながら椅子に腰掛けた。
「ここのところ、水瀬は調子が上がっていると思いこんでいたんだが…。ずっと寝不足だったとは、逆にテンションが上がっていただけだったのか?…気付いてやれなかったのはそれこそわしの責任だ。悪かったな、水瀬」
さらに監督が謝ってくる。
どうしたらいいだよぅ!
監督は悪くないのに。
そう想いながらも、僕の様子を見ていてくれて、しかも真剣に心配してくれる監督の姿に、ちょっと感動して嬉しくなっていた。
僕は、いい先生に恵まれているみたいだ。
ちゃんと、僕の事を常に気にかけてくれてる。
部員の中の一人に過ぎなくても、ちゃんと僕自身を見ててくれてる。
一人の部員、生徒として、僕はすごく嬉しかった。
僕がそう言うと、監督は更に驚いたようだった。
「ここのところ、って何日も前からか?」
「え、は、はい」
「ずっと寝不足?」
「寝不足……というか…?」
正直、睡眠時間は足りている気がする。
ただ、朝になるとうなされて起きるだけで。
でも、夢を見るってことは、眠りが浅いのかな?
僕が言いよどんでいると、監督はため息をつきながら椅子に腰掛けた。
「ここのところ、水瀬は調子が上がっていると思いこんでいたんだが…。ずっと寝不足だったとは、逆にテンションが上がっていただけだったのか?…気付いてやれなかったのはそれこそわしの責任だ。悪かったな、水瀬」
さらに監督が謝ってくる。
どうしたらいいだよぅ!
監督は悪くないのに。
そう想いながらも、僕の様子を見ていてくれて、しかも真剣に心配してくれる監督の姿に、ちょっと感動して嬉しくなっていた。
僕は、いい先生に恵まれているみたいだ。
ちゃんと、僕の事を常に気にかけてくれてる。
部員の中の一人に過ぎなくても、ちゃんと僕自身を見ててくれてる。
一人の部員、生徒として、僕はすごく嬉しかった。



