十三日間

手のひらに置いてネックレスを見ていた筈の秀悟。
なのに、僕に返そうしたところだったのか、片手でネックレスを持ち上げて、ひらひらと振って見せていた。

……その姿は、あの時と同じだ。

違う!
それは僕の感情じゃない…!

「秀悟は、僕の、友達だっっっ!」

僕は絶叫に近い声でそう叫ぶと…生まれて初めて、気を失った。