待望の昼休み。
いつものように、僕と秀悟、みくるちゃんと日高は一緒に昼飯を食べた。
もちろん、今日の話題の目玉は、僕らの仲について、だ。
日高はともかく、秀悟まで興味津々、といった顔で身を乗り出して話を聞く姿に少々驚いた。
「え~、そんでみくるの方から朝一で告ったのぉ? やるなぁ!」
日高がいちいち大きな声で話を繰り返すものだから、多分周りで聞き耳たてながら昼飯を食っていたクラスメイトには、僕らの付き合うまでの過程が全て筒抜けだったと思う。
「…伶、おまえ、完璧に負けてるな…」
土曜日の僕の大騒ぎっぷりを見ていた秀悟は、告白の顛末を聞くと、ため息混じりにそう言った。
…うん、僕もそう思った…。
みくるちゃんの前でそんなあいづちはうてないので、僕は心の中で返事をして、表面上は愛想笑いを浮かべてた。
「そっかぁ、こないだ雑誌でチェックしてた、あれだったのかあ。…」
日高が、みくるちゃんのネックレスをのぞき込みながら、そう言う。
やっぱり、有名なモノなんだ。
どっかで僕も目にしてたのに違いない。
僕は一人密かに頷くと、自分の胸元のネックレスを握りしめた。
みくるちゃんとの、絆。
うん、やっぱり嬉しい。
いつものように、僕と秀悟、みくるちゃんと日高は一緒に昼飯を食べた。
もちろん、今日の話題の目玉は、僕らの仲について、だ。
日高はともかく、秀悟まで興味津々、といった顔で身を乗り出して話を聞く姿に少々驚いた。
「え~、そんでみくるの方から朝一で告ったのぉ? やるなぁ!」
日高がいちいち大きな声で話を繰り返すものだから、多分周りで聞き耳たてながら昼飯を食っていたクラスメイトには、僕らの付き合うまでの過程が全て筒抜けだったと思う。
「…伶、おまえ、完璧に負けてるな…」
土曜日の僕の大騒ぎっぷりを見ていた秀悟は、告白の顛末を聞くと、ため息混じりにそう言った。
…うん、僕もそう思った…。
みくるちゃんの前でそんなあいづちはうてないので、僕は心の中で返事をして、表面上は愛想笑いを浮かべてた。
「そっかぁ、こないだ雑誌でチェックしてた、あれだったのかあ。…」
日高が、みくるちゃんのネックレスをのぞき込みながら、そう言う。
やっぱり、有名なモノなんだ。
どっかで僕も目にしてたのに違いない。
僕は一人密かに頷くと、自分の胸元のネックレスを握りしめた。
みくるちゃんとの、絆。
うん、やっぱり嬉しい。



