「落ち着いてね、お茶飲む?」
差し出されたお茶を一気飲みしてから、大木みくるのお茶だったのに気付く。
「あ、ごめん、飲んじゃった」
そこだけ普通に応対。
「いいよ、落ち着いた?」
えっと、落ち着きました。
「そうだよね~、振られるの判ってて告白されたら驚くよね」
って、明るく何を言っているんだか、大木みくるぅ!
ここは、名誉回復の為にも決めて告白仕返すぞ!
「違うんだ」
真面目な顔をして、隣に座る大木みくるの方に身体を向ける。
「好きな子がいるって、その子に言ったのは本当」
もっかい深呼吸。
頑張れ、僕!
「大木の事なんだ」
大木みくるが目を丸くする。
「ホントは、僕も今日告白するつもりだったんだ…。改めて、言わせてくれる?」
「好きです、付き合ってください」
ああ、結局一番ベタなセリフになっちゃった……。
って、えええ??
ちょっと、待ったぁ!
何で泣くの、大木みくるぅ~??
僕はさっきよりももっとオロオロしてしまった。
えっと、泣いてる女の子をスマートに慰める方法は……方法は……。
知らないよぅ!
僕は慌ててハンカチを出し、大木みくるに差し出す。
「えっと…何で泣くのか判らないんだけど、泣かないで?」
って、なんて間抜けなセリフだい。
「ありがと」
ハンカチを受け取って、涙を拭う。
「絶対振られると思ってたから、びっくりしちゃって…。今日誘って貰えただけでも嬉しかったんだけど…」
そこで、満面の笑顔になった。
「ありがとう。よろしくお願いしますっ」
そう言って、ぴょこんと、頭を下げた。
…こうして、僕には彼女が出来たのだ。
…い、いいのかな、こんなんで??
差し出されたお茶を一気飲みしてから、大木みくるのお茶だったのに気付く。
「あ、ごめん、飲んじゃった」
そこだけ普通に応対。
「いいよ、落ち着いた?」
えっと、落ち着きました。
「そうだよね~、振られるの判ってて告白されたら驚くよね」
って、明るく何を言っているんだか、大木みくるぅ!
ここは、名誉回復の為にも決めて告白仕返すぞ!
「違うんだ」
真面目な顔をして、隣に座る大木みくるの方に身体を向ける。
「好きな子がいるって、その子に言ったのは本当」
もっかい深呼吸。
頑張れ、僕!
「大木の事なんだ」
大木みくるが目を丸くする。
「ホントは、僕も今日告白するつもりだったんだ…。改めて、言わせてくれる?」
「好きです、付き合ってください」
ああ、結局一番ベタなセリフになっちゃった……。
って、えええ??
ちょっと、待ったぁ!
何で泣くの、大木みくるぅ~??
僕はさっきよりももっとオロオロしてしまった。
えっと、泣いてる女の子をスマートに慰める方法は……方法は……。
知らないよぅ!
僕は慌ててハンカチを出し、大木みくるに差し出す。
「えっと…何で泣くのか判らないんだけど、泣かないで?」
って、なんて間抜けなセリフだい。
「ありがと」
ハンカチを受け取って、涙を拭う。
「絶対振られると思ってたから、びっくりしちゃって…。今日誘って貰えただけでも嬉しかったんだけど…」
そこで、満面の笑顔になった。
「ありがとう。よろしくお願いしますっ」
そう言って、ぴょこんと、頭を下げた。
…こうして、僕には彼女が出来たのだ。
…い、いいのかな、こんなんで??



