気がつくと、私は澤城くんの頬を思い切り平手打ちしていた。 「この…変態!!しね!!」 と叫んで、机の上に置いてあった鞄を持ち、なんとか立って走って教室を出た。 「(初めて…だったのに!)」 そう思いながら寮に帰った。 何故かはわからないけど、気がついたら涙が頬を伝っていた。