口止め…お、お仕置き!?
「べ、別にそんなことされなくても、私言いませんよ!?」
手をぶんぶん振りながら言う。
「えー、わかんないじゃん。つい口がすべったりするかもしれないし…。そうならないために、口止め」
ゆったりと喋っているのに有無を言わせない口ぶりに、顔が引きつるのを感じた。
「いや、でも…お、お仕置きって…」
「お仕置きはついでだし、俺のプライドが許さないから。」
「いや、でも、でも…」
「黙れ。」
低い声で言われて、つい本当に黙ってしまう。
「で、何されたい?」
笑顔でいうけれど…め、目が笑っていない。
