2次元⇒3次元







「あ、い、いきなり大声だしてごめんね!名前聞いたことあるなって思ったら今日の朝友達から聞いたんだって思い出して!た、確かにすっごいイケメンだね!私、びっくりしちゃったよー…」




恥ずかしくて、一気にまくしたてる。





顔が赤くなったのを感じて、俯く。






焦っていると澤城くんがいきなり




「ぷっ…」





と笑った。








驚いて顔を上げると






「あ、ごめんごめん。」






と笑いながら謝る澤城くん。




そして、







「まさか……俺のこと、知らない女がいたなんて。俺もまだまだだなあ…。」








さっきよりは小さい声で、でも確かに聞き取れる声で、そういった。