その日も、また普通に1日が過ぎる…。

と、思っていた。



今日は少し早く起きてしまったから、

いつもより10分ほど早く、私は自分の席にいた。






「「「きゃあああああああああ」」」







ぼーっと空を見ていたらいきなり聞こえてきたすさまじい歓声…というか黄色い声に私はひどくびっくりした。



「え…何?;」




校門の方を見れば、おびただしい数の女子にかこまれる、1人の男子生徒がいた。




「え、何。もしかして愛知らなの?」




私の前の席に座っていた友達の水谷 憐(ミズタニ レン)が驚いた顔で聞いてきた。