というわけで、来ました!!

そう!明らかに留置場です!しかもお城の!!

どうやらなかなか偉い人につれてこられたっぽいな…



もうなんか悩むのも嫌だから気楽にいこう。気楽に。

まぁ一応これ全部が夢かもしれないし…ギュッ
痛ぁ!  ……はい…夢じゃないですね…

とてもじゃないけど気楽なんて無理だわぁ…

ガチャッ

「ふぅ…やっと終わった…」

「あっ。そういえば君、いたんだ…」

そんな明らかに残念そうな顔をしなくても…
ってか俺の方が悲しいんですよ?

「えーっと…まず年齢とーどこに住んでるか教えてもらえる?」

あーこれが取り調べってやつですか。
まさか実際に受けるとは夢にも思わなかったなぁ…

ん?というかこれってそのまま言っちゃっていいのか?

まぁ…悩んだところであれだし、まぁいいか!

「えーっと15歳で…○○県○○市○○ー7-23だったかな?」

「……ふざけないでもらえるかな?」

「結構本気で言ってます…」

「……つっこみどころがありすぎて困るんだけど…」

「…ですよねー…」

やっぱりこうなるよね。うん。なんとなく想定してました。はい。

「困るんだよなぁ…こういうの…」

「……。」

「まぁいいや…次、職業とその着ているものの説明を。」

いいんかい!!いやまぁそっちのほうが楽だけどさぁ…
ってかこのままいくとやっぱり…

「えっと…学生です…。着てるのは制服です…」

「…………はい?」

うん。ですよね。やっぱりそうなりますよね。

「ちょっと真面目に答えてくれないと困るんだけどなぁ…」

まぁどう説明しようが信じてくれないよなぁ…
どうしたもんだか…

「んーー…また明日にするかなぁ…なんか今日は疲れたし…」
あぁ…釈放される気がしねぇ…
《と思いきや、案外スグに釈放されるかもしれない・・・?》「お前誰だよ!」
《ナレーターです》