長谷部先輩の腕の中で頷き


「先輩、好き」


急に言いたくなった私は“好き”って気持ちを伝えた。


そんな私に


「俺も、好きだよ。
それと、これからも茜ちゃんが作った物は、ずっと、俺だけ、だからね?」


そんな嬉しい言葉をくれる。


「はい」


初めて作ったおいしくないパンを


「おいしい」


って食べてくれた先輩。


おいしくないのに、毎回、私が作ったのを食べてくれる。


はじめは、そんなに料理なんてする気なんてなかった私だけど


でも、これからはずっと、先輩の為に作るね!



【End】