その言葉が何を意味するのかわかった私の顔は、すごく熱くなる。


「だから、そんな目で見ないで?赤い顔して、目は潤んでるし……。そんな目で見つめられたら、本当に止まらないよ?」


そう言いながら、長谷部先輩はイタズラっ子な表情をする。


「えっ?えっと……」


私が長谷部先輩の下であたふたしていると


「大丈夫。いきなり最後までヤらないから」


私の頭を撫でてくれる。


「でも……」


「でも?」


私が聞き返すと


「もうちょっと、茜ちゃんの事、食べさせて?」


と言って、また私の口を塞ぐ。


そして、少しだけ、長谷部先輩の唇が離れて、私が息を吸った瞬間。


長谷部先輩が私の中へ入ってきた。