『あっ、明けましておめでとう』


「やった!一番に言えた!」


年を一緒に越せて、一番に“おめでとう”を言えて俺はすごく嬉しかった。


俺が“一番におめでとうを言いたかった”って事を伝えると


『ありがとう』


はるかの嬉しそうな声が聞こえる。


そんな声が聞けて、俺はますます嬉しくなる。


『っていうかさ、繋がらなかったらどうしたの?』


「大丈夫!絶対に繋がるって思っていたから」


『すごい自信だね』


はるかは、そう言いながら、プッと噴き出し、あははっ、と笑っている。


「ヒドッ!なんで笑うのさ」


俺は、はるかに笑われ、拗ねる。


『あははっ!拗ねないの!』


と言いながらもまだはるかは笑っている。