―翌朝―


俺は嬉しくて、ほとんど眠れなかった。


そんな俺は、ずっと、俺の腕で眠る茜ちゃんの寝顔を見ていた。


今、すごく幸せだ。


ずっと、このままでいたい。


茜ちゃんの髪に俺の指を絡ませていると


茜ちゃんは目を覚まし、俺の腕の中から、俺を見上げた。


「おはよう」


「おはようございます」


少し寝ぼけながらも、にこっと笑う。


ヤベェ、すっげぇ、可愛い……


「なんかいいな、こうゆうの」


「えっ?何がですか?」


きょとんとした目で俺を見ている茜ちゃん。


その1つ1つの行動が、愛おしかった。


ずっと、こうしていたい


だから…


「この先も、こうやって俺の腕の中にいてくれよな?」


「はい」


茜ちゃんが返事をすると、俺は茜ちゃんにキスをした。


茜ちゃんを守れる男になるから


これからもずっと俺の腕の中にいてくれよな?



【End】