茜ちゃんをお風呂場まで連れて行き、俺はリビングでTVを見ていた。


好きな女が……


茜ちゃんが、俺ん家のお風呂に入っている。


なんかヤバイな……


そんな事を考えるだけで、俺の心臓はヤバイくらい早く動く。


「お先でした」


声がしたので、振り返ると、まだ髪が濡れていて、頬も赤くなっている茜ちゃんが。


マジで、ヤバイかも……


俺は理性を必死に保ち


「あっ、ドライヤーだよな」


平然としたように見せながら、茜ちゃんに近付く。


茜ちゃんが髪を乾かし、俺の部屋に行った後、俺もお風呂に入る。


いつも入っているお風呂なのに


いつもと違う感じがする。


なんとなく、だけど。


さっきまで、ここに茜ちゃんがいたんだよな……


そんな事を考えるだけで、俺はまたヤバイ事になっていた。