―クリスマスイブ当日―


俺は朝から浮かれていた。


予備校の授業もそわそわしながら、受けていた。


すると、予備校でも同じクラスの菜月に


「あき、その顔、なんとかならないの?」


「はぁ?」


顔ってなんだよ!


「そのにやにやした顔よ!」


と言わてしまう。


俺は無意識に顔の表情が緩んでいたらしい。


そんな事を言われても、嬉しい物は嬉しいのだから。


予備校の授業も終わり、俺は待ち合わせ場所の駅に向かい、そこで待つ。


少しすると、茜ちゃんがパタパタっと走って来る。


そして、俺達はファミレスにご飯を食べに行き、ライトアップされたツリーを見る。