家庭科室の甘い味

お風呂から上がった私達。


先輩からふんわりと香るシャンプーの香り。


自分からも同じ香りがする。


それが私は嬉しかった。


好きな人と同じ香りに包まれているのが嬉しかったんだ。


「茜ちゃん……」


私の頬に手を添えた先輩。


長谷部先輩の1つ1つの行動に私はドキドキしていた。


そして、長谷部先輩は顔を近付けてき、私は目を閉じる。


長谷部先輩は優しく、そしてたくさん私にキスをくれた。


そして


「茜ちゃん……。今日は……、食べてもいい?」


長谷部先輩は私を真っ直ぐ見つめる。


「……はい」


すると長谷部先輩は、私を抱え、ベッドに寝かせる。


そして、また優しいキスを私の身体中、たくさんくれた。


クリスマスイブの夜。


私達は初めてひとつになった。


そして、その夜は、長谷部先輩に包まれながら、眠りについた――…