今まで、自ら何かを作ろうなんて思わなかった。


だけど、長谷部先輩と付き合うようになり


“作った物を先輩に食べてもらいたい”


そう思うようになった。


少しでも上手くなりたい私。


部活では、はるかに教えて貰い、家ではお母さんのお手伝いをしながら教えて貰っている。


食べるのは好きだけど、料理は苦手だった私。


今までは家でお母さんに「手伝って」と言われても、お手伝いなんてしなかった。


だけど、そんな私が自らお手伝いをするようになり、お父さんやお兄ちゃんはすごく驚いている。


もちろん、お母さんも驚いていたけど、私の気持ちに気付いてか、すごく嬉しそうに教えてくれる。