えっ!?


はるかからキスをしてくれたのは、初めて。


俺が驚いて固まっていると、俺から離れたはるかは顔を真っ赤にしていた。


「だって、拓真に触れていたかったから……。もっと……、拓真を感じたかったから」


「そんな可愛い事言われたら、俺、抑えられないんだけど……」


そう言いながら、またはるかを抱きしめキスをする。


深くて甘いキスをしようとしたら


「しっ、下にお姉さんいるっ!」


思い出したのか、はるかは慌てて、俺から離れようとする。


「先にはるかから、してきたんじゃん!」


そう言って、俺はにやっと笑う。