そんなはるか先輩を見ながら、俺ははるか先輩の左手を取り


「こっちは、いつの日かホンモノあげるから、それまで待っててね!」


そう言って、はるか先輩の左手の薬指に、そっとキスをする。


俺が顔をあげると


「えっ?えっ!?なんで?」


はるか先輩の瞳は潤んでいた。


そんな、はるか先輩を見た俺はどうしたらいいかわからなくて焦る。


「嬉しいの、ありがとうっ!」


はるか先輩は潤んだ瞳をしながら、俺をまっすぐ見ていた。


そんな目で見られたら……


「マジで、ヤバイって!!」


俺ははるか先輩を強く抱きしめる。


そして、はるか先輩の顎をグイッと上げてキスをする。


はじめは驚いていたはるか先輩だけど、俺がはるか先輩を求めるのに、はるか先輩も答えようとしてくれた。


そして、深い、熱い、キスを何度も繰り返し……


俺は、はるか先輩をベッドに沈ませる。