「いや、結構です……」


っていうか、ついて来なくていいから!


嫌な予感がした俺は、丁重にお断りをする。


「えぇーっ!じゃぁ、貸さないよ?」


だよなぁー。


「はぁ……。わかったよ!一緒に行けばいいんだろ!!ついて来て下さい!」


俺はヤケになりながら、返事をする。


そんな俺の返事を聞いた姉ちゃんは、ふふっと笑う。


とりあえず、姉ちゃんから


「はるかちゃんの指輪のサイズは調べてきなさいね!」


と言われたので、それは茜先輩にさりげなく聞いてもらう事にした。