チャイムが鳴り、席に着いた。



最初は先生の紹介で、次の時間に入学式。
担任はすごく若かった。
女子がコソコソと話したりしている。
れんは別に興味が無い。
ただ格好いいだけ。
だからなんなんだろ…。

よくマンガでは、禁断の恋なんてあるけど…。
それは本当の恋なのかが疑問。
だって、付き合ってるのを知られるのが恐いんでしょ。
れん達は、噂が面倒だから隠してた。
知られるのが恐いからじゃない。
知られてクビになったり、退学したりする。なら最初から付き合わないほうがいい。
お互いの事を考えてないんだし。
嫌だったら、卒業するまで待てばいいのに。


なんて考えていたら、




「柏木??」
…今日は話し掛けられやすいな。
「誰です…か…」
隣には、

片平がいた。