「おい拓哉、知り合かよ??」
男子が言った。
拓哉とあの人達知り合い??
男子達は、ちょっとﾁｬﾗい。
ただ、ｷﾞｬﾙ男まではいかないし、髪を染めていない人もいる。
流石に入学式だし。
まあ、拓哉もﾁｬﾗい?けど。
「俺の友達の彼女」
れんを指差して言う。
「「彼氏いんのかよ」」
皆が視線を向けてくる。

「だから諦めろよ?」

笑いながら、れんの肩に手を回す。
普通の人なら、絶対拒否してる。
けど、拓哉はちょっとだけ特別。
拓哉と、れんの彼氏のふうちゃんとは大親友で信頼もあるし。
拓哉の好きな人も知ってるから。







「れん!?」