ぐぅー
お腹が鳴る。
「腹減るの早くね?」
片平に笑われた。
思えば、昼休みはじゅんと居て、ご飯を食べていない。
「ご飯食べてないー…」
ため息をつく。
れんはご飯を食べないと生きていけない。
もう、無理。
と思った時、目の前には一つのメロンパン。
なんで??
不思議そうにメロンパンを見ていると、片平が話してきた。
「お前、好きだったよな?メロンパン」
おお、神様っ。
「くれるの??」
目を輝かせて聞く。
「おう」
…今は授業中。
授業といっても、先生の話を聞いているだけ。
「…後でもらうね」

