「辞めようと思うんですが。」

上司のびっくりした顔と同時に「もう一度考えてよ」

そんなこと言われてはい。と言うわけがない。
何度も何度も考えて、そして今日言おうと思って決めたのだから。

びっくりするのも無理はない。私の人生の中で一番長く働いて、ある程度役職のついた一流企業をいとも簡単に辞めようとしている。
その一流企業に勤めている人からしたら意味不明な話だ。

あの時の私は自分で考え抜いた選択と決心、そして新たな道への希望に胸を膨らませていた。
まさかあんな出来事が待っているなるとも知らずに。。。。