「海外?」

「うん。たまには帰ってくるよ。」

「じゃぁ、一人暮し?」

「うん。中学2年から」

私が一人暮しって知ってるのは、先生と香織ちゃんと紫織ちゃんぐらいかな。

「大変だね。」

「うんう。もぅ、慣れてるから。」

「そっか、次ね。俺は綾が付き合うのが初めて。告白される事は多いけど、告白してくるのって頭悪い子多くてさ。綾は、可愛いし頭いいし、一番。」

と良いながら、また抱きついてきた。
また固まってしまった。
彼は、やっぱり私が思ってる人とは少し違う。

「私も、初めて。告白されたのも初めて。加賀君の事は…」

「告白されたの初めて?」

「うん。」


加賀君は、何かを考えながらこっちを見ていた。

「まぁ、いいか。俺の事は好き?」

「……好きかな。」


「綾かわいいね。」


またギュって抱き付かれた。


そんな時…