『綾ちゃん、おはよう。』
「皆おはよう。」

『綾ちゃん、今日も可愛いね。こっち向いて。』

「今日も綾はモテモテね。」

クラスに着くまで色んな人に、あいさつされた。
そんな事をしていたらクラスに着いた。


「初めは、出席番号順か。綾離れるね。」

香織ちゃんも紫織ちゃんの名字は吉本だから後ろの方、離れてる。

「いいよ、同じクラスだから。今日は、ホームルームだけだし。」

「綾、今日は部活?」
「うん。でも、ミーティングだけ。二人は部活?」

「そうだよ。」
「今日一緒に帰れないね。」

「そっか、明日から休みだし。二人とも部活頑張ってね。」


私は、二人と話ながら自分の席を探した。
窓際の後ろから二番目だった。見ていたら、後ろの席の男の子と目が合った。

「綾、加賀は気をつけなさい。」
「はぁい。」




『お前ら席着け。ホームルーム始めるぞ』