「とーくん?」

「そうだよ、あーちゃん。
俺は、一年の時から気づいてたのに綾は全く気づかないし…」

「だって、とーくん昔と全く違うんだもん」


とーくんに抱きついてしまった。昔はいつも一緒だった、大好きなとーくんだと分かったら体が動いた。

「綾、俺はとーくんだけど。ちゃんとルールは守って佑都って呼んでよ。」

「う…ん、佑都」


意地悪な笑顔だった。