彼は私の手を握りながら歩いている。どこに行くんだろ?

「今日のデートさぁ、綾の家に行きたい。」


「えっ、」

何で?って顔でこっち見てますよ…そりゃそうでしょ。

「綾、今日ルール破ったじゃん、三回。その罰1つ目、綾の家でデートにした。」

「う…。」

私この人に逆らえないみたい。弱いな。

「でお昼ご飯どうする?」

「う私が作った…残りでいいならシチューあるよ」

「それでいい。綾の手料理嬉しい」


彼は、満面の笑みで私の手を引きながらマンションに向かった。
2日連続引きずられる私だった。