「そうかな」

「うん」


神谷琉 保健室の主という異名を持つ男。

腹違いの妹 と、普通に言い放つけど、少しは嫌な気持ちとかあるんじゃないのかしら?


「えーみーこー?」

「え、あぁ」

「ぼーっとするなんて、珍しい。」


ニコッとはにかむ琉。

くっそー…かわいいな。


「あ、あの、河合聖歌は?」

「…あいつは……絶対……違う…」

「…そう」


黙り込んだ後、席を立つ琉。


「また…来るわ」