電車に乗り込み、嬉しいことに席は意外と空いていた。 夏休みと言えど平日だからだろうか。 俺達はドアの近くの席に座った。 電車内ではずっと話していた。 特に奏汰と真が。 奏汰は紫乃を質問攻めにし、紫乃はほとんど無視。 真と周はそれを見て笑い、流は寝ていた。 ちなみに俺はそんな声をBGMに窓の外を見ていた。 そして。 「「ついたぁぁ」」 目的地到着。