「なんか用?」
「あのっ…えっとぉ…
お茶しません?」
その瞬間のあなたの顔といったら…
怖かったよ。うん。
でもその時声をかけたこと
後悔してない。
むしろ声をかけていなかったらと
思うと怖くなる。
「いや、遠慮し…「ねぇ!パフェ食べない?」
私はあなたが何を言おうとしたか
分かってたよ。
けどここで引き下がれなかった。
「行くっ!」
私が手を引かれていた子に
言ったらその子は嬉しそうに
答えた。
「…行ってもいい?」
「仕方ねぇな。」
小さな女の子がそう聞くと
すごい嫌そうな顔をして
答えた。
「じゃあ行こっか!
パフェの美味しい店知ってるんだ。」
「やったぁ!お姉ちゃんなんて名前?
あたしはねぇ、那由って言うんだ!」

