「ところで・・・」


ロバートは切り出した。


「サミのタイプってどんな人?」


「そうだな~、カッコ良くて優しい人かな。ロバートのタイプは?」


「笑顔が輝いてる人だよ。サミみたいな」


わたしは自分の心臓がドキン、と波打つのが分かった。


「わたしは二つ上だけど、それでもいいの?」


「構わないよ」


ロバートは優しく頷いた。


「キミこそボクでいいのかい?」


「構わないよ!」


わたしも答えた。


こうしてわたし達はネットで出会ったのがきっかけとはいえ、付き合うことになった。