「あ、紗美さん、この人なんてどう?オーストラリアで働いてるけど、国籍はアメリカなんだって~。オースの英語はなまってるからちょうどいいんじゃない?しかも今、語学学校で働いてるんだって」


そう言って唯がプロフィール画像を見せてくれた。


その人ー、ロバートという人はブロンドで髪を一つにまとめていた。


目はblueeyedで、まさにガイジンといったカンジだった。


頭が少しはげているように見えたけど、良さそうな人だった。


28歳でわたしより二つ年下だ。


気が付くと唯がじっとこっちを見ていた。


「何?」


「何か出会い系みたいだね」