かふぇもか

唯の不思議な所は、わたしを一人ぼっちにしない所だ。


大抵三人になると、わたしは喋るのが下手でボーッとしているので一人取り残される。


なのに唯は、本当は深雪と二人だけで話したいだろうに、わたしにも話を振ってくれるのだ。


だからわたしは一人取り残されずに済む。


深雪も深雪でとってもいい子で、わたしが何か面白いことを言うと、


「紗美さんって面白~い!」


と楽しそうに笑ってくれた。


こんな二人だから嫉妬しようにも嫉妬しきれなくて困るのだ。