かふぇもか

「初めまして、ウチ深雪って言います。唯とはここで知り合ったんです」


京都弁かな?はんなりした雰囲気の可愛い女の子だった。


「へぇ~」


わたしは歩きながら、“唯”という呼び捨てが気になっていた。


「深雪ちゃんは何歳?」


「22歳です」


若いとは思ったけど、やはり若かった・・・。


「紗美さんのことはいつも唯から聞いてますよ。面白い人が入ったって」


深雪はフフッと笑った。


わたしは唯の方を見ると、唯は目を逸らしていた。