キミイロWORLD-way to get happy-

東海林くん?一志くん?
どれも妙に呼びづらいような…

ううん、変な意味じゃなくて…


東海林一志?そのまんまでいっか?
だ、だって
馴れ馴れしい感じがするんだもん。
でも…


昼休みが終われば当たり前のように
この時間も幕を閉じる。

そう考えたら惜しくなってきて…
あたしだけなのかなあ?


「お前は?藤田メロンパンナなの?」

「違うっつの…
藤田…藤田…澪ですっ!」

「ちゃんと名前あるんじゃん。
…しかもかわいい名前」


からかいながらくしゃっと笑う。
整った顔がまた目の前に映る。


かわいい名前って言われたよね、今。
あとからあとからいろんなことがよぎる。

まさかね?
あたしをいじっただけに決まってるし…


わざとあたしをドキドキさせるように
澪、と小声で名前を呼ばれた気がした。


藤田メロンパンナと言われたのはいつ?


それに応えるように動悸は高まっていく。

ほんとにバカ野郎。
きゅんきゅんさせやがって…!

会ったばかりだよ?目の前のこの人に。
完全に空回りさせられてる。