だが、少々、貸し借りなんぞにおいてはルーズなのでは…?
そんなに困っているのか、君は!と周りからは思われている。

私は、最近、そんな彼が気になってしょうがない。
・・・てか、あ!
惚れた訳ではないですよ!
なんせ「いかついドラえもん」ですから!!

まあ、いい人なんですけどね、・・・はい。


――「ちょと、鳴瀬さん、田村君に俺、五百円も貸してるんだけど。
いつ返してくれるのかな」

「は。何で私に言うんだ」