「神谷。俺お前が好きやねん」


「…ん、ありがとう。
でもごめん。
結城とは、付き合われへん」


ふわりと二人での間に吹く風が、やけに冷たく感じた。


「…そっか。
そっかそっか!わかったで!
やけど諦めたわけちゃうからな!」


…また進まれへんかった。




また人を傷つけた。


空いた穴は

あんたを失った時空いた穴は


あまりにも大きかったみたいやわ。