変わらないモノ




「月歩、つーきーほっ」


重い瞼をゆっくり開く

ぼんやり見えてきて

私の目の前には奈美がいた



うん、いた、うん、いた



「えっ!!!」


「月歩さ〜ん、今お昼ですよ?どんだけ寝るんですかあ?」


そう

1時間目からうとうときて
なんか妙に寂しくなって

…………寝ちゃったのか。


「…んもっ、奈美ちょーつまんなかったんだから!」


「ごめんごめん!ほんとごめんっ」

奈美と私は基本、
二人でしかつるまないから

奈美はひまだったよね


「そんなに謝んなくても(笑)月歩ってめっちゃ謝るよねー」


奈美がさりげなくいった



うん、こんなに謝るように
なったのはあの時から


でもあの子はいくら謝っても
聞いてさえくれなかった


私が謝った理由なんて
今でも分からないのに


とにかく孤独が怖くて
たくさん謝るようになった


人間って必死だよね