「月歩…?」
私の幸せなほんの一瞬で
崩れて悪夢へ変わる
「亜依…」
いつめんの一人の亜依が
こっちを見つめてる
さっきの会話は聞こえるくらい
長い沈黙をたちきろうとした
その時、亜依の目から光るものが見えた
「月歩なんてだいっ嫌い!うざすぎる!みんなあんたのこと嫌いなんだから!」
…………
時が止まった気がした
゛みんなあんたのことだいっ嫌いなんだから゛
゛だいっ嫌いなんだから゛
ただ亜依の泣き叫ぶ声が
頭のなかでこだまする
亜依は木村が好きだったんだね
私ちっとも気づかなかった
それに私が木村好きなのは
みんな知ってたでしょ…?
なのにどうして私が?
「意味分かんないよーっ」
亜依が走りさったあと
今までの思いが爆発した
「なんで私が…なにしたってゆーの」
ただ、ただ泣き叫ぶ私を
木村は肩をそっと抱いてくれた

