こんな些細なことで
ドキドキしている事なんて
まったく気付いてない涼は、


「まぁ、何にも無いならよかった!」


と言って、どこかに行ってしまった。


「人の気も知らないで…(ボソッ」


私ははぁ〜と大きくため息をついて、
花たちの水やりを再開した。