「涼…離し…

「好きだ。瑠美」

……え?」


私の言葉を遮って
涼は耳元で呟いた。


嘘…涼が私を…好き?


「ホント?
嘘じゃないの?」

「嘘言ってどうすんだよ…

今まで、悪い。
瑠美の気持ち、気付いてやれなくて…

こんな俺だけど…
付き合って下さい」


涼は真剣な表情で
私を見つめてきた。


本当に…夢じゃないんだ…!