あの告白から早くも3ヶ月が経った。

あれから私たちは一言も
口をきいていない。

…と言っても、私が
涼を避けてるだけなんだけど…

この3ヶ月で分かったことは
1つだけ。

涼と亜久津さんが別れたってこと。

あれから亜久津さんが
どうなってしまったのかは
私は何も聞いてない。


「それにしても…
今日も良い天気…」


屋上でお昼を済ませた私は、
また花に水をやっていた。


「そう言えば…
初めて涼に会ったのも
私が花の手入れをしてる時だっけ…」


ポツッと私が呟いた瞬間…


―ガバッ


「きゃぁ!
誰!?離し…て…

………」


この手…
間違いない…!


私は抱きしめてきた
相手が分かった瞬間、
どうしてか涙があふれてきた。