2学期が始まった。


飛鳥はあの日のことをなんとも思ってないようで、いつも通り迎えにきてくれた。



「ゆずか、おせえー」


「…うん、ごめん」


「…、ほら、さっさと支度してこい」


「ん」




あたしは鞄を持つと急いで玄関に向かった。


すると…。




「きゃ」


カーペットにつまずいたはずみで、玄関に落ちる!!



そう思ってたんだけど…。



「あっぶねー」




飛鳥が、受け止めてくれた。